カードローンを選ぶ際に重要視されるのは、なんでしょうか?
・・・もちろん金利ですね!
事情があって、借入が必要になった時は、少しでも利息の支払いは抑えたいものです。
わずかな違いとはいえ、金利で1%と変わると利息が大きく変わることだってあります。
「数%しか金利が違わないなら、別に借入先はどこでもいいや!!」
・・・なんてタカを括っていると利息の支払いに困り、地獄を見ることになりかねませんよ。
損をしないためにも、金利や利息の基礎知識や計算方法をしっかりと身につけていきましょう!
Contents
そもそも金利とは?利息・利子との違いは?


ご自身が利用するサービスのことは、しっかりと学んでおくべきですよ。
まずは、金利、利息、利子がどういったものなのかをご説明します。
- 金利とは・・・お金を借りる側が借入額に応じて追加で支払う金額の割合を示したもの
- 利息とは・・・お金を貸した側が元本に追加して受取るお金のこと
- 利子とは・・・お金を借りる側が貸した側に元本に追加して支払うお金のこと
※利子は、貸し借りした金額に金利をかけて計算される
分かり易く考えると、示すものが『割合』を指すか、『金額』を指すかの違いです。
『金利』は割合を示し、『利息』と『利子』は金額を示しています。
カードローンの金利が決まる仕組み

カードローンの金利が決まる仕組みは、どうなってるの?よく、カードローンの金利を調べると金利4.5~14.6%のような幅のある記載があるけど・・・

当然、それにはしっかりとした理由があります!
カードローンの金利が決まる仕組みについて、見ていきましょう!
カードローンの金利は審査で決まる
カードローンの金利は審査で決まります。
銀行カードローン・消費者金融のカードローンともに、借入金額によって利息が決められているんです。
例として、「楽天銀行スーパーローン」と「三菱UFJ銀行 バンクイック」金利表を見てみましょう。
楽天銀行スーパーローン
ご利用限度額 | 金利(年) |
800万円 | 1.9%~4.5% |
600万円~800万円 | 3.0%~7.8% |
500万円~600万円 | 4.5%~7.8% |
350万円~500万円 | 4.9%~8.9% |
300万円~350万円 | 4.9%~12.5% |
200万円~300万円 | 6.9%~14.5% |
100万円~200万円 | 9.6%~14.5% |
100万円未満 | 14.50% |
引用:https://www.rakuten-bank.co.jp/loan/cardloan/details.html#anchor-05
三菱UFJ銀行「バンクイック」
ご利用限度額 | 金利(年) |
400万円~500万円 | 1.8%~6.1% |
300万円~400万円 | 6.1%~7.6% |
200万円~300万円 | 7.6%~10.6% |
100万円~200万円 | 10.6%~13.6% |
10万円~100万円 | 13.6%~14.6% |
引用:https://www.bk.mufg.jp/kariru/card/banquic/index.html
特徴として、借入額が多くなるほど金利が低くなっていくというのが分かりますね。
これは、どこのカードローンでも共通していることで、借入額が高額になるほど金利は低くなります。逆に借入額が少なくなるほど金利は上がっていきます。
ちなみに、このような金利は金融機関が好き勝手に決めているわけではありません。
利息制限法という法律で定められた上限金利の範囲内で設定しています。
- 元本額が10万円未満の借金 → 年20%まで
- 元本額が100万円未満の借金 → 年18%まで
- 元本額が100万円以上の借金 → 年15%まで
上記の通り、元本の金額によって借入金額に対して設定できる金利が決まっています。
参照:https://www.houko.com/00/01/S29/100.HTM
利息の簡単な計算方法

なんか、面倒くさそう・・・

簡易的に返済シミュレーションが自分で出来るように『利息額の計算式』をご紹介しますね!
例として、30万円の借入を金利15%と18%で1ヶ月借入した際の利息額と返済額を計算してみましょう。
- 金利15%の場合
300,000円×0.15÷365×30=3,698円 - 金利18%の場合
300,000円×0.18÷365×30=4,438円
1ヶ月で30万円の返済をする場合は、金利によって上記のような利息が掛かります。
利息額の計算だけでなく、
- 月々の返済額を●円にした場合の返済回数
- 返済回数を●回にした場合の月々の返済額
など、細かなシミュレーションをしたい場合はレイクやプロミスなどのシミュレーションツールを利用するとよいでしょう。
カードローンの金利は銀行と消費者金融で相場が違う

あとは、低い金利の借入先を見つけるだけ!!
あれ?・・・でも、金利ってどれくらいのものを目安にしたらいいんだっけ?
相場観が分からないよー!!

・・・ちなみにカードローンの金利は、
- 消費者金融カードローン:年5~18%程度
- 銀行カードローン:年利3~15%程度
あくまで簡単な相場観ですが、これらを超えるのであれば金利が高いと判断して良いと思います。
せっかくなので、数社程度ですが「消費者金融カードローン」と「銀行カードローン」の金利を見てみましょう!
消費者金融系カードローン
消費者金融名 | 金利(年) |
アコム | 3.0%~18.0% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
アイフル | 3.0%~18.0% |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
ジェイスコア | 0.8%~12.0% |
銀行カードローン
銀行名 | 金利(年) |
楽天銀行スーパーローン | 1.9%~14.5% |
オリックス銀行カードローン | 1.7%~17.8% |
みずほ銀行カードローン | 2.0%~14.0% |
三菱UFJ銀行(バンクイック) | 1.8%~14.6% |
三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% |
住信SBIネット銀行 | 0.99%~14.79% |
上記は、あくまでも借入先の一例となりますが、借入先に迷うならこれらの中から、まずは選んでみることをオススメします!
特に消費者金融なら『J.Score(ジェイスコア)』、銀行なら『住信SBIネット銀行 MR.カードローン』が金利の低さはダントツです!!
▼低金利サービスのJスコアはコチラ▼

短期間なら無利息サービスがある消費者金融がおすすめ
じゃあ結局どこがおすすめなの?という話ですが、一定期間無利息で借入が出来るサービスがあります!
短期間の借入であれば、無利息期間がある金融機関を選びましょう!
一例を紹介します!
消費者金融名 | 無利息サービス内容 | 条件 |
プロミス | 出金の翌日から30日間無利息 | 初回のみ(メールアドレスを登録し、Web明細サービスを利用する必要あり) |
ノーローン | 出金の翌日から1週間無利息 | 初回は無条件で適用 借入後、返済完了すれば、次の借入時も1週間は無利息が適用される |
アイフル | 契約日の翌日から30日間無利息 | 初回のみ |
アコム | 契約日の翌日から30日間無利息 | 初回のみ、返済期日「35日ごと」で契約 |
レイクALSA | 契約日の翌日から30日間無利息 | 初回のみ、契約額1〜200万円の内、5万円までは180日間無利息 |
基本的に、初回の借入時のみの限定サービスとしている金融機関が多いです。
無利息期間は短いですが「ノーローン」のように繰り返し無利息期間が適用してくれるカードローンもあります。
短期間の借入を考えている場合は、これらのサービスを活用することをオススメします!
まとめ
以上、
- 金利・利息・利子の違い
- カードローンの金利が決まる仕組み
- 利息の簡単な計算方法
- カードローンの金利の相場観
などを見てきました。
特に、カードローンの金利の相場観さえわかっていれば、
「必要以上に高い金利で借入をしてしまった!!」
なんていう失敗も未然に防げるかと思います。
借入額に応じて、カードローンの金利が決まります。
ご自身の借入希望額から照らし合わせて一度、返済シミュレーションをしてから借入先を決めると良いでしょう!
また、短期間の借入を希望する場合は、無利息期間がある金融機関をご利用されることをオススメします!
利子だの、利息だの、金利だのって、金融系って似たような用語がいっぱいあって分かりにくいんだよね。どんな違いがあるの?